お腹が大きくなってくると、共に出てくる腰痛や恥骨痛。
産後の骨盤のずれを改善してくれる骨盤ベルト。
最近では産院でも、使用を推奨している所が増えてきています。


そんな妊婦さんにとって、マストアイテムとなりつつある骨盤ベルトですが、お腹の
赤ちゃんや産後の体への影響を考えると、色々な疑問や気になる点もありますよね。

今回は妊婦さんに知ってほしい骨盤ベルトの知識として、「 いつから巻くのか 」
「 産後はいつまで巻いたほうが良いのか 」「 帝王切開になった場合の使用について 」の情報をお届けしたいと思います。


いつから、いつまで巻くかを知る事で、正しい骨盤ケアができますし、お母さんにも
赤ちゃんにも良い影響がたくさんありますので、ぜひ参考にして下さいね。

なぜ妊婦さんに骨盤ベルトが良いとされているのか？

女性は妊娠するとすぐに、出産に備えて「 リラキシン 」 というホルモンが分泌され、骨盤の関節がゆるんできます。この時、筋肉や靭帯が弱い方は、骨盤がゆるみ過ぎの状態になってしまいます。

さらに、お腹が大きくなるにつれ体重が増えてきます。それらによって体の重心が傾き
腰や恥骨に負担がかかってくるので、腰痛や恥骨痛が起きる事も。

そこで骨盤ベルトを使用してしっかり骨盤を支える事で、これらの痛みも和らぎます。

出産する際に骨盤がゆがんでいると、難産の原因になる事もありますし、妊娠中から骨盤ベルトで骨盤を正しく位置で安定させる事で、逆子防止や早産防止にも役立つそうです。産婦人科の先生や助産師さんもおすすめしている理由ですね。

>> 関連記事：妊娠中の腰痛対策に効果的！人気の骨盤ベルトを調べてみました

骨盤ベルトは妊娠後、いつから付ける事が出来る？

妊婦さんに、骨盤ベルトが良いという理由は分かりましたが、一体いつから付けるのがベストなのでしょうか？やはり、お腹の赤ちゃんへの影響を心配される方が多いと思います。骨盤ベルトですが、妊娠初期、安定期前から安心して使うことが出来ます。むしろ、骨盤のケアは早い段階から行うほうがベスト。


子宮が上がり、赤ちゃんも正常な姿勢で育ちやすいそうですので、妊娠が分かったらすぐに骨盤ベルトを始めたいですね。一本あれば産後まで長く使える物ですし、妊娠中のお守りとして用意しても良いかもしれません。

>> 関連記事：骨盤ベルトの正しい巻き方と選び方！つける時間は一日つけっぱなし？

産後は骨盤ベルトをいつから、いつまで巻けば良い？

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出産で大きく開いてしまった骨盤は、お医者さんと相談しながら出産後すぐに骨盤ベルトでケアする事が重要です。また出産直後は、正しい位置で骨盤を安定させるチャンスでもあります。

さらに産後に骨盤ベルトを巻く事で、内蔵も正常な位置に戻るので基礎代謝が上がり、産後太り解消にも効果があるんですよ。産後ダイエットが気になる方にも、骨盤ベルトはぴったりですね。


そんな骨盤ベルトでのケアですが、産後2ヶ月くらいまでが良いそうです。
理由は骨盤ベルトに頼りきりにならない為。自分自身で骨盤を安定して支える筋力がついてこないからです。産後は新生児のお世話や、体のダメージもあって大変ですが、頑張ってケアしたいですね。

帝王切開をする場合の違いと注意点

帝王切開での出産も、通常分娩と同じように骨盤は開きます。

ただ帝王切開は産後の痛みも強く、回復にも時間がかかるので、産後は様子を見て
骨盤ベルトを付けるようにしましょう。傷口に負担がかからないように、タオルや厚手の腹巻を挟んで使ったりするなど、注意しながら使用するのをおすすめします。

もし位置的に傷口に当たってしまう場合は、下着タイプの物もありますよ。

快適な妊婦ライフ、産後のスタイル維持の役に立つと良いですね

今回は気になる、妊娠後の骨盤ベルトの使用期間、帝王切開になった場合についてをご紹介しました。妊娠初期から産後まで使えるのは嬉しいですね。

妊娠は女性にとって、心身共に大きな変化をもたらします。快適な妊婦ライフを送るために、産後のスタイル維持のためにもぜひ骨盤ベルトを活用したいですね。