京都の紅葉 高雄山神護寺が紅葉の始まり!見ごろ時期とライトアップは?
秋の紅葉シーズン、京都市内でも最も早く紅葉が色づく『神護寺』
京都紅葉の名所のなかでも随一と有名な高雄に位置します。
“高雄、栂尾、槙尾”の3つの場所は三尾(さんび)と呼ばれ、
神護寺を含め、数多くの歴史のある寺社が点在し、
古くからの紅葉の名所として、多くの人々に親しまれてきました。
こちらは高雄山、神護寺の紅葉のライトアップの動画になります。
是非その目で趣のある紅葉をご覧ください。
今回の記事では、高雄・神護寺の美しい紅葉、見ごろ時期や魅力を含め、
2014年のライトアップと見どころ情報などもご紹介したいと思います。
Contents
紅葉の名所『神護寺』秋の見ごろ時期と見どころ
神護寺(じんごじ)とは京都、
高雄山にある高野山真言宗の寺院です。
京都市内では一番早い時期に紅葉を楽しむ事ができ、
その見ごろ時期は11月上旬~11月下旬、
この頃にはたくさんの見物客でにぎわいをみせます。
京都紅葉の大半であるイロハカエデの別名で、
「 タカオカエデ(高雄楓)」が特に多いのも特徴、
(※または、イロハモミジとも言います。
タカオカエデは高雄に多い事から付いた名です)
京都を代表する随一の紅葉スポットのひとつです。
また、神護寺の紅葉の見ごろシーズンには、
漆黒の夜空を明るく照らすライトアップもあり、
高尾の鮮やかな紅葉をひと際美しく感じられます。
他では少し味わえない趣を感じられるかもしれませんね。
さらに、紅葉の美しさもさることながら、
神護寺に眠る品々の中には、国宝に選ばれている
日本三名鐘のひとつ「梵鐘」をはじめ、
歴史的価値の高い像や書物が数多く秘蔵されており、
歴史好きにも堪らない歴史スポットでもあります。
ライトアップの見どころ情報
京都で一番早く紅葉を楽しめる神護寺、
夜間のライトアップも幻想的で魅力的なものがあります。
毎年、期間中はライトアップされた
薬師如来像(国宝)をご覧になることができたり、
コンサートが予定されている日もあるなど、
イベントも様々用意され、とても盛り上がりを見せるようですよ。
※ちなみに今年2014年ですが、先着で150名までらしいのですが、
11月15日(土)に、ばんば ひろふみさんのコンサートが開催されます。
タイミングなどが合えば、その歌声を聴けるかもしれませんね。
それではこちらが、2014年の
紅葉の見ごろ時期のライトアップ情報です。
『神護寺・金堂夜間特別拝観』
【期間】:平成26年11月8日(土)~11月24日(月/祝日)
【時間】:午後5時30分~午後7時00分(参道は午後8時まで)
【拝観料】:800円(中学生以上、割引制度なし)
が、開催される時期と日程・時間になっております。
ライトアップと参道について
まず、拝観料を入山料として高雄橋付近で支払った後は、
400段の急な石段+上り坂を登り切った所で境内に辿り着きます。
(※約10分程度は必要になると思います)
途中、灯籠が並んでおり、
紅葉と一緒になってとても幻想的な雰囲気なのですが、
場所によっては足元がかなり暗いので、注意して歩いてくださいね。
また、ライトアップされた道中、茶店もありますので、
一息ついて休憩をしながらのぼるのも良いと思います。
かなりの運動になっていると思いますので。
参道途中は大変ですが、紅葉も大変綺麗なものがあり、
登り終えた境内の紅葉は、一度は必見の美しさですよ。
神護寺の厄除け名物「かわらけ投げ」
※こちらは、かわらけ投げが出来る展望広場から眺む、
錦雲峡の動画になります。高い場所からの眺めも是非ご覧ください。
多くのお寺では、そそくさと金堂へ向かい、
早々とご本尊とご縁を結ぶこともできるのですが、
ここ神護寺では、金堂に向かう前に「かわらけ投げ」をして
(※土器投げ、瓦投げ)「厄落とし」をする事が出来るのです。
全国各所、古くからの観光名所などでも
かわらけ投げが行える場所はいくつかありますが、
ここ京都の神護寺が、”かわらけ投げ発祥の地“とされています。
元々は、酒の席のお遊びでとして始まり全国に広まったようで、
V字形をした、切り立った深い渓谷に向かってかわらけを投げ、
どれくらいの間、滞空しているのかというものを競う遊びだったようです。
はじめは厄落としではなかったのですね~。
そしてここ、神護寺のかわらけ投げですが、
境内の一番奥になります、地蔵院前の展望広場から
広々とした景色が臨める場所があり、
清滝川がある錦雲峡に向かって投げる事が出来ます。
かわらけ2枚100円で販売されており、
素焼きなので土に帰るとか。
下から舞い上がる風に乗せる事が出来ると、
上手く長く滞空するそうですよ。
※ちなみに、ライトアップの時間ですが、
神護寺名物のかわらけ投げをすることはできないのです。
基本情報と神護寺までのアクセス
【 通常の拝観 基本情報 】
< 住所 >
• 京都府京都市 右京区梅ケ畑高雄町5
・ 075-861-1769 / 075-862-0354
( Tel/Fax )
< 拝観期間 >
• 年中無休
< 拝観時間 >
• 午前9時~午後4時
< 拝観料 >
• 500円(大人)/ 200円(小人・小学生)
• 450円(大人)/ 150円(小人・小学生)
{30人以上の団体の場合}
※見学にかかる所要時間は約40分程度とされていますが、
境内までの階段が長く、また境内の中も広いので、
1時間程度は余裕を持って、見ておくと良いのではないでしょうか。
【 アクセス 】
< 車を利用 >有料だけど嵐山・高雄パークウェイ
• 国道162号線を「福王子」交差点から ⇒ 「京北 高雄」方向へ約6km
(※Googleマップですと、ぐっと国道162号線を
下に下がっていただいた”宇多野福王子町”辺りが交差点になります)
< JR京都駅、地下鉄烏丸線京都駅から >
• JRバス「高雄・京北線」で約50分 ⇒ 「山城高雄」下車 ⇒ 徒歩約20分
< 阪急京都線烏丸駅、地下鉄烏丸線四条駅から >
•「市バス8号系統で約45分 ⇒ 「高雄」下車 ⇒ 徒歩約20分
公共の交通機関からはやや遠い位置になりますが、
紅葉シーズンには、1日に7000人以上が集まる名所になります。
もし、車でお越しになられるご予定の場合、
渋滞状況によっては身動きが取れなくなる場合がありますので、
お出かけには十分にご注意してくださいね。
最後に
ちょっとした登山的な感じにはなりますが、
一生懸命に参道を登った後に見る景色は、格別に美しく感じます。
秋の紅葉もより美しく感じられるのではないでしょうか。
天候があまりよろしくない時や、
体力に心配がある方は用心しなければいけませんが、
京都紅葉の見ごろシーズン、随一の美しさを誇る、
高雄・神護寺の紅葉を愛でられてはいかがでしょうか。
長々と続く急な石段を覚悟しなければなりませんが。