インフルエンザ【2014年の流行はA型?B型?】症状の違いとは?
冬場に猛威を振るうインフルエンザ。
今年2014年も流行の動向が懸念されます。
実はインフルエンザの多くは
A型とB型の二種類に分類されることをご存知ですか?
それぞれで症状・特徴や感染経路が異なっており、
発症した場合、自分がどちらの型に感染したのかを
正しく理解しておくことも、非常に重要なポイントです。
そこで今回は、インフルエンザと風邪の違い、
インフルエンザのA型とB型の症状と特徴、
2014年の流行などについてご紹介したいと思います。
Contents
インフルエンザと風邪 主な症状の違いとは?
インフルエンザと風邪の症状ですが、
似たように思われている方も多いかと思います。
しかし、「風邪かと思っていたらインフルエンザだった」
などと、勘違いしていると対処が遅れてしまい、
症状が悪化してしまうことも・・・。
そこで、インフルエンザと風邪とを比較し、
症状などの違いについて詳しくご説明していきます。
①. 初発症状
発熱、悪寒、頭痛などの
比較的重くハッキリした症状が多い。
【風邪】
鼻咽頭の乾燥感および、
くしゃみなどの軽い症状が見られる。
②. 主な症状
発熱や筋痛、関節痛などの
痛みを伴う症状が見られる。
また、強い全身症状が突然あらわれ、
症状がわかりやすい点が特徴。
【風邪】
鼻汁、鼻閉など、
痛みが伴わない症状がよく見られる。
※この段階まで来ると、自身がどちらに感染しているのか
はっきりと区別できる場合が出てきます。
③. 熱および熱型
短期間で高熱が出る点が特徴。
具体的には約3~4日間に
38~40℃の熱が出ることが多い。
【風邪】
無いか微熱といった比較的軽めの発熱。
※状態によっては高熱に。
④. 倦怠感
インフルエンザにかかった際は
倦怠感を感じることがままあります。
一方、風邪の場合も倦怠感はありますが、
インフルエンザに比べほとんど感じられません。
⑤. 鼻汁・鼻閉
少し特徴的な違いが鼻汁関連です。
発症後期より鼻汁が著しくなる。
【風邪】
発症初期より鼻汁が著しくなる。
わずかな違いではありますが、
鼻汁をきっかけにどちらか判別できるのと、
後の対処の早さ・的確さ・回復の早さに
大きく差が出てきますので要チェックな項目です。
⇒『インフルエンザ予防接種の詳しい内容について』
A型インフルエンザの症状と特徴
A型インフルエンザに見られる特徴ですが、
なによりも「流行しやすいこと」です。
毎年見られる、いわゆる大流行の多くは、
このA型インフルエンザが原因となっています。
気になる症状としまして、
・強い倦怠感
・頭痛やめまい
・38度~40度近い高熱
・さむけや悪寒、ふるえ
など、比較的重い症状が出ます。
潜伏期間も1日~2日と短く、
豚などの動物から人間に感染することができる
非常に拡大しやすいウイルスです。
B型インフルエンザの症状と特徴
B型インフルエンザの症状と特徴は
A型とまったく異なる種類というよりも、
A型の症状を若干弱めた種類という認識が、
最もピンと来るのではないかと思います。
主な症状を列挙すると、
・体重の減少
・さむけや悪寒、ふるえ
・関節痛や筋肉痛
・だるさ・倦怠感
・発熱
・咳
と、A型に似た、
もしくは弱めた症状が並びます。
潜伏期間につきましては
A型とそれほど差がありません。
B型はA型と異なり、
それほど頻繁に流行するタイプではなく、
数年に一度という周期で流行が見られる程度です。
また、感染経路につきましても動物から人間には感染せず、
ヒトからヒトへの感染しかしないことから、
型の流行時期と流行が、1~3ヶ月程度ズレる傾向があります。
2014年の流行はA型とB型のどっち?
毎年、さまざまな場所で猛威を振るうA型に対する
警戒は怠らないようにしなければなりませんが、
日本で2014年流行するのは、B型ではないかといわれています。
B型はA型と異なり、症状がやや見えにくいことから、
風邪と混同してしまいがちです。
なので、もしかしてB型に感染したかも?
という時の為の、セルフチェックの仕方をご説明します。
ぜひセルフチェックを行い、早期発見に努めてくださいね。
【 セルフチェック ① 】
2. 急激な頭痛・発熱などを感じる
3. 38℃以上の高熱、悪寒
以上三点について、
ひとつでも当てはまる場合は要注意。
これらは、インフルエンザに感染しやすい、
また、感染している可能性が高いポイントです。
もし、ひとつでも該当する点があった方は、
なるべく早く、病院・診療所へ行かれることをお勧めします。
【 セルフチェック ② 】
5. 関節痛
6. 筋肉痛
7. 食欲不振
8. 全身倦怠感、疲労感
これらのうち、
2つ以上感じられる方は注意してください。
上記は、インフルエンザが発症した際に併発する症状です。
不安に思われた方や、
これから大きなイベントを控えられている方は一度、
病院・診療所で検査をされてみてはいかがでしょう。
⇒『インフルエンザの検査と料金の基本情報』
最後に
本日は、インフルエンザと風邪の違い、
A型とB型の症状と特徴、2014年の流行についてなどを
ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
インフルエンザの感染が疑われた方は
早急な対処・処置がなによりも大切になりますので、
なるべく早く病院で見てもらいましょうね。