七夕の短冊に願い事を書く由来！願い事を書くのはなぜ？願いが叶う短冊の書き方もご紹介！
織姫と彦星が年に一度めぐり逢える7月7日『 七夕 』
七夕伝説が元になったという説や、他にも説はありますが、
子供も大人も楽しめる年中行事ですよね。
そんな七夕には願い事を書いた短冊を、様々な
七夕飾りと一緒に笹の葉に下げてお祝いします。
誰もが一度は短冊に、願い事を書いた事があると思います。
でも、なぜ短冊に願い事を書くようになったのでしょう？
その由来を考える事ってなかなかありませんし、
短冊には何か、特別な意味が込められていたのでしょうか。
そこで七夕に飾る短冊は、なぜ願い事を書くようになったのか。
さらに五色ある “ 短冊の色 “ の持つ意味と、
願いが叶う短冊の書き方についても詳しくまとめてみました。
由来や意味を知ってた上で、短冊に願い事を書くと、
今までとは違った、楽しみ方が出来るかもしれませんね。
Contents
なぜ短冊に願い事を書くの？七夕の短冊に願い事を書く由来と意味
そもそも七夕に、短冊へ願い事を書くのはなぜなのでしょう？
七夕が中国から日本に伝わってきた、奈良時代～平安時代ごろ、
まだ短冊に願い事を書く風習は見られませんでした。
当時は、乞巧奠（きこうでん）という中国の行事の影響もあり、
五色の糸を星々に供えて、裁縫や手芸の上達を願っていたそうです。
そして平安時代に入ると、神聖な樹木とされるカジノキの葉に、
和歌を書いて願い事をするようになります。
それが時と共に変化していき、室町時代には
墨や硯(すずり)、筆や和歌を書いた短冊を供えていました。
裁縫だけでなく、歌などの芸事や書の上達も願うようになっていきます。
それらが、短冊に願い事を書く由来になっていると言われ、
江戸時代には七夕が、五節句に定められた事もあり、
宮中行事から民間行事へと移ります。
この頃は、習字や詩歌の上達を願う事が主になっていたようです。
習字や学問が普及していった為でしょうね。
そしてようやくこの頃から、笹飾りが登場するようになります。
現在は、織姫と彦星の願い事が叶うお話にちなんで、
短冊に自由に願い事を書くようになりましたが、
元々は、裁縫や歌に書といったものの、上達を願うためであり、
短冊に込める意味が決まっていたのですね。
※>> 関連記事：七夕飾りの名前と意味や由来
五色の短冊それぞれの色の意味｜陰陽五行説（陰陽五行思想）
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七夕の歌に 「 五色（ごしき）の短冊 私が書いた 」 とあるように、
短冊には 5色、赤、青、黄、白、黒が使われます。
これは中国の陰陽五行説（陰陽五行思想）が元になっているそうです。
陰陽五行説とは、人間が真面目に生きる上で守るべき
５つの徳のことで、それぞれの色に意味が込められています。
※後に黒は ” 最上の色 ” である紫に置き換えれたそうです。
願い事によって、何色の短冊に書くか使い分ければ
叶いやすくなりそうな気がしますね。
そこで色別に、どんな願い事がおすすめか考えてみました。
家族の健康や、親の長生きなどの
願いを書くのにおすすめです。短冊にまず書きたい
家族の無病息災を願う時は、迷わず赤ですね。
自分の人間性を向上させるような、
願い事を書く時に良さそうな色ですね。
もっとこうなりたい、例えば人に優しくなりたいなど、
今の自分を省みてみる機会にもなりそうです。
友達といつまでも仲良くいられますように、
仕事での人間関係が、うまくいきますようになど、
周りの人と自分との関わり方を
向上させたい時におすすめの色です。
子供なら早寝早起き、大人なら仕事を上手くこなしたいなど、
生活していく上で、守りたい事を書くのにぴったりです。
合格祈願や、成績アップを願う時に使いたい色です。
色との関わりが深い 『 風水 』 の場合
色との関わりが深い、風水でもそれぞれ調べてみました。
五行説と異なる点もありますが、短冊と糸の色を
組み合わせて選んだりすると、
ますます願い事が叶いやすくなるかもしれませんね。
積極性をアップさせ、元気を出したい時などに良い色です。
安心感や信頼感を与える色ですね。
なりたい自分になれる変革の色でもあります。
幸せを包み育てる力を持ち、
人間関係の改善、他の色をサポートする色です。
自分の自信に繋がる色ですが、力が強い色なので、
精神が色に負けないように注意しましょう。
～ きっと願いが叶います ～ 願いが叶う短冊の書き方はこちら！
せっかく短冊を書くなら、本当に願いが叶ってほしいなんて
淡い期待ももちろんしちゃいますよね。
そんな方は短冊の書き方に、
ちょっと工夫をしてみるのはいかがですか？
まず書き方を 「 〜してほしい 」「 〜なりますように 」 から、
⇒ 「 〜する 」「 〜できるようになる 」 などの、
断定する書き方に変えてみます。
他力本願な感じから、「 そのために頑張る！ 」 という
ポジティブな雰囲気に変わった気がしますよね。
願い事というより、目標を具体的に書く感じで書くと良さそうです。
他にも、前向きなイメージで書いたり、みんなが幸せな気分に
なれるような願い事や、可愛くレイアウトした力作の短冊だったりすると、
なんだか織姫と彦星が見つけて叶えてくれそうですよね。
まとめ
七夕の短冊は長い歴史の中で変化し、現在の形になった
という事が分かりましたね。
また、色にも意味があるなんて知りませんでした。
子供の頃から何度も書いた短冊ですが、
今年は、そんな由来や意味にも思いを馳せながら、
色や内容にもこだわって願い事を書きたくなってきます。
日本の夏の風物詩、『 七夕 』。
「 織姫と彦星は逢えたかな 」、なんて話しながら、
夜空の天の川や笹飾りを眺める、素敵なひと時を
過ごしてみるのも良いかもしれませんね。
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