今更聞けないお歳暮の常識!時期はいつ?4つのお歳暮マナーとは?

今年一年の感謝を込め、
お世話になった方々に贈る『お歳暮』
会社など、人付き合いをしていく中で
欠かす事ができない年中行事のひとつですね。
世間では社会人として「知っていて当たり前」のように扱われるので、
「お歳暮の季節っていつ?」や、「お歳暮ってどうすればいいの?」とは、
知らなくても、なかなか恥ずかしくて聞けないものです。
そこで今回は、そのお歳暮の”今更聞けない常識“
その起源から由来、贈る時期を含め、押さえておくべき4つのマナーと、
もしタイミングを逃したときの対処法など、詳しくご紹介していきたいと思います。
お歳暮の起源と由来とは?

お歳暮は昔の人々が行っていた、
嫁いだ人や分家した人が新年に先祖の霊へのお供え物を、
感謝の気持ちを添えて本家や親元に持って行く行事に起源をもちます。
当時はお酒やお餅、干し魚など
日持ちのする食べ物が贈られていたとか。
現在ではお歳暮として親しい人に物を送るなど
大きく様変わりしましたが、
感謝の形を示すという点は今尚受け継がれており、
礼を重んじる日本人らしい”古き良き習慣“ですよね。
お歳暮 押さえておきたい4つのポイント
①.【お歳暮を贈る時期や方法】
お歳暮の時期は地方によって異なるところもあるようですが、
一般的には12月10日すぎ〜12月20日頃といわれています。
中には11月の末頃から準備を始める人もいるようで、
デパートなどでのいわゆる「お歳暮フェア」は
それくらいの時期から開かれることもあるそうですよ!
11月末からデパートを要チェックですね!
②.【贈る物や相手、相場や人気商品は?】
お歳暮は、贈るものに様々な種類がありますが、
人気が高いものはカタログセットや海産物のセット、
肉加工品セットやお菓子のセット、入浴剤の詰め合わせなどです。
何を贈るか困った方は是非これらの中から
贈り物を選んでみてはいかがでしょう。
ただし、先方の勤め先などを事前に把握していないと、
ライバル会社の商品を贈ってしまうこともあるので注意しましょう。
金額の相場としましては、
上司や親しい人には5000円~10000円、親戚には3000円が目安です。
③.【お歳暮のお返しは?】
原則としてお歳暮にお返しは必要ありません。
といいますも、お歳暮はその起源から「お礼」の意味合いが強いため、
お返しをしてしまうと「お礼のお礼」となってしまうからです。
したがって、
マナーとしては約三日以内にお礼状を書くのが正しいです。
どうしてもお返しをしたいという方は、
もらったお歳暮の半分をお返しするのが一般的だそうです。
④.【もし相手が喪中の場合は?】
お歳暮はお祝いではなく
感謝の気持ちを伝えるものなので、
喪中でも関係なく贈ってかまいません。
しかし、まだ不幸があって日が浅い場合は
気が引けることと思いますので、しばらくたってから贈るか、
のし紙をつけずに白い紙で「御歳暮」として贈るのが望ましいでしょう。
もし贈るタイミングを逃した場合は?

お歳暮は上司に贈ることも珍しくないため、
贈り忘れてしまうことは一大事ですよね。
そのときのためのマナーをご紹介します。
もしお歳暮を贈るタイミングを逃してしまったときは、
お歳暮ではなく「お年賀」として先方に、
年明けから1月7日までの間にギフトが届くよう、
手配を行ないましょう。
その際、お歳暮を贈ることが遅れてしまったことを
お詫びする送り状をお忘れなく添えることに注意です。
タイミングを逃さないよう気を付けましょうね
お歳暮の一番大事なマナーはやはりタイミングを逃さないことです。
一応お年賀としてお茶を濁すことはできますが、
それはやはりお年賀であってお歳暮ではありませんから、
しっかり「お歳暮」としてお届けするためにも、
絶対に期限は超えないようにしましょうね。
以上、お歳暮のマナーについて
紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
今年の年末はこれで「お歳暮が来たどうしようどうしよう」
とあたふたすることなく、
ゆっくりとした対応をしてみてくださいね。