入学祝いのお返しの時期とマナーをチェック!内祝いの本来の意味も知って正しい知識を身に付けよう!

子供の入学祝いを頂いたら、やはりお返しをするのが
礼儀というものだと考えてしまいますよね。
ただ、本当に入学祝いのお返しは必要ないのか?
する場合、お返しの時期はいつで、マナーはどんなものなのか?
意外と知らない事が、多いのではないでしょうか。
今回は、そんな入学祝いのお返しの基本的な知識やマナー、
お返しと混同されている、内祝いの本来の意味についても
まとめてみました。ぜひ参考にして下さいね。
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” 入学祝いのお返し金額の相場 ”
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Contents
入学祝いのお返しの時期はいつ?マナーについても知っておこう!
まずは、基本的な入学祝いのお返しのマナーについて、
ポイントを押さえておきましょう。
入学祝いを頂いた場合、親子で3日以内には、
電話でお礼を伝えた方がいいでしょう。その後日、
お礼状や手紙を書いて送ると、より丁寧で良いですね。
“ 絶対に3日以内でないといけない! ”
とまでは言いませんが、早ければ早い方が、
お礼の気持ちも伝わりますし、良いと思われます。
また、貰ったのはお子様ですから、お子様からのお礼も、
ちゃんと言うように促してあげましょう。
お礼の最低限のマナーです。
お礼状も同じです。入学祝いを貰うのはお子様ですから、
お子様の自筆の手紙や、写真などを一緒に添えると
好印象を持っていただけるでしょう。
贈られた子供本人が、喜んでいるということは、
やはり伝えるべき内容になります。
あと、お礼状と共にお返しなどをする場合は、
大体入学式から、一週間以内に送ると良いとされています。
遅すぎるお礼は失礼にあたりますので、
遅くとも、一ヶ月以内には送るように心がけましょう。
入学祝いや入園祝いのお返しって、本当に必要なの?
入学祝いや入園祝いのお返しは、絶対にしないといけないか?
というと、実は 「 お返しはしなくて良い 」 のです。
本来入学祝いや入園祝いは、経済力のない子供への贈り物ですから、
親が相手にお返しをする必要はないのです。
むしろお返しをすると、場合によっては相手に
気を遣わせてしまう事も…。身内の場合はお礼と報告程度に
しておいた方が、良いと思われます。
もし、内祝いとしてお返しをする場合も、気負う必要は
ありませんし、高級な物である必要もありません。
相手に喜んでいただける物であれば、まず不快な思いを
させる事はない筈です。ただ内祝いをしないとしても、
最低限のお礼だけは、忘れないようにしておきましょうね。
もし内祝いとしてお返しする場合、どんなモノが良いのか?
基本的に、お返しや内祝いをする場合は、
貰った金銭の半額~1/3の額をお渡しする事が多いです。
古くから 「 半返し 」 などと言われたりします。
また、最近では少なくなっているようですが、
お祝い事の際に炊く、お赤飯をお返しすることも。
何か贈る場合は、お赤飯にプラスするという形もあります。
それでは、品物を贈る場合ですが、生活消耗品である洗剤など。
或いは、コーヒーやお菓子のような食品が喜ばれるようです。
目上の方以外でしたら、ギフトカードなどの金券も一般的。
消費して、後に残らない物を選ぶのが基本ですね。
他にも、ご高齢の方へなら、日本茶や和菓子などを
選んでもよいでしょう。最近は和洋菓子という物もあります。
ちなみに花を贈るのも、人によっては喜ばれるようです。
ブーケの様な大きな物ではなく、小さなフラワーアレンジなどが
ちょうど良いかと思われます。
前述しましたが、お返しとして贈り物をするのなら、
高級すぎない物にしておくのが、マナーかと思われます。
相手に気を遣わせない程度の品物が良いですね。
【 豆知識 】 本来の内祝いの意味は、お返しの意味ではありません
さて、最後にお返しの意味合いと、混同されて
捉えられている事の多い内祝いについて、少しまとめてみました。
内祝いとは本来は文字通り、「 身内のお祝い 」、
我が家の慶事のお祝いの事を言います。
自分の家におめでたい事があったので、お祝いの品を贈って、
親類縁者や近所の方と、喜びを分かち合うのが本来の意味です。
そして、おめでたいことがあった家人側が、
” 自主的 ” に贈る事が基本だったようです。
最近ではお祝い物を頂いたからと、「 お返し 」 と
一般的に混同されていますが、意味が違ってきます。
お祝いをもらっていない場合でも、相手に贈るのが内祝いです。
ちなみに結婚式の場合は、引き出物を贈るのが内祝いと
同義になりますので、基本は別に贈る必要はありません。
まとめ
以上、入学祝いのお返しと、内祝いについてまとめてみました。
お返しをするに際に、とても大事になってくる事ですが、
・「 貰った子どもが喜んだことを知らせる 」
・「 贈ってもらった嬉しい気持ちを、相手と分かち合う 」
事だと思われます。
贈る側は、好意で贈っている事が普通ですので、
お礼の言葉は別として、” お返しをしてほしい “とまでは、
思っていない方も多いです。
ですので、お返しのマナーを押さえて、
入学祝いを贈った側も、お祝いを頂いた側も、
気持ちよくなれるお返しを、心がけたいところですね。