皆さん「多肉植物」はご存じですか？
有名なサボテンも多肉植物。とても種類がたくさんです。

ちなみに多肉植物とは、葉や茎に(根っこの内側にも)水を貯蔵している植物の総称。
その多くは砂漠や海岸など乾燥したエリアに生育しています。


最近、その丸っこいフォルムと育てやすさで人気がありますね。
基本的に育て方も簡単なので、観葉植物として育てる人が増えてきました。

癒し系の姿は女性に人気♪ 愛でていると一服の清涼剤になります。
今回は、そんな多肉植物の育て方と増やし方、ほんの一部ですが種類もご紹介します。

多肉植物の育て方と楽しみ方

ホームセンターや園芸店などで手軽に購入できる多肉植物は、
十分な日光と水があれば生育が可能です。

水切れの良い土が適しますが、土によっては保水性があったりするので、
園芸店の店員さんに聞いてみるといいでしょう。大事なのは水分と日光のバランス。



ちなみに、寒さに弱いものがほとんど。(日本の寒さにも)
また、ハルチアなど日光に弱いものもありますので、購入前には下調べが大事です。
こちらも事前に、TELやメールでお店の方に聞いても良いですね。



通常の家庭菜園の野菜のように毎日たくさんの水を与えると、
根腐れする可能性がありますのでご注意ください。

基本的には生育期（種類によってまちまち）以外は
ほんの少し乾燥している程度が良いかもしれませんよ。

一つの種類の多肉植物を育てるのもいいのですが、
最近人気なのは寄せ植えのスタイル。

余り水分を必要とせず、
隣に植えてもお互いに干渉することがないので簡単です。


緑から赤みがかったものまで色も様々、形も雰囲気も多種多様。
寄せ植え用の鉢やプランターも可愛い物が多く揃っていますし、

自分好みの多肉植物を集めてお洒落に演出♪
オリジナルの寄せ植えを作ってみるのも、とっても楽しいと思いますよ。

種類が豊富！オススメの多肉植物をご紹介

＜写真は③の月兎耳です。左は月兎耳、右は月兎耳錦＞

プックリした葉、葉先が赤く染まった姿が可愛くとても人気があります。
この葉先の赤は紅葉で、秋に近づき寒さにあてると色づいていきます。


日光によく当て、乾燥気味に育てましょう。
乾燥には強いですが湿気に弱いので、水やりのし過ぎにはご注意です。

小型種で葉は小さいです。紅葉期にはオレンジ色になります。
土から伸びた茎に小さい葉がたくさんつく様子は、小人が踊っているよう。
夏は湿気に注意します。

葉に白っぽい産毛のようなものがふわふわと付き、うさぎの耳のようです。
多肉植物には珍しくわりと寒さに強いので、寒い地域の方にもオススメ。
乾燥に強く、水をやり過ぎないように育てましょう。

色具合が素敵な人気の多肉ちゃんです。
日光が少ないと緑色のまま、乾燥する春と秋に紅葉します。

多肉植物の増やし方

多肉植物はとっても簡単に、増やすことが出来きるんです。
ちなみに寄せ植えの場合、小さな子ども多肉ちゃんが
親の横で育っていくのを見ることが出来ます。とてもキュートですよ♪

株分け法

横に広り根がしっかりしているタイプに向きます。
葉や茎を引っ張らないよう土から取り出し、
丁寧に根をほぐして、親株から生え別れた子株をそっと外します。


この時、傷んだ根や長すぎる根の先は切り離し、
太い根を切った場合は、切り口を乾かしてから土に戻します。

また、子株が小さすぎると生育できませんので、
ある程度親株くらいの大きさになったものを選びましょう。

挿し木法

上に伸びていくタイプに向いています。
根本の少し上からカットし、カットした方をそのまま放置、乾燥させます。
しばらくすると根が出てくるので、土に植え替えましょう。


空き瓶に指したりすると根がまっすぐ生えてくるので、植え替えがしやすいですね。
また、上部を切られてしまった方も、また新しい葉が生えてきますよ。

※この説明は木立ち種です。
木立ち種以外の場合は、下の葉３枚程度残した場所をカットします。

葉挿し法

取れてしまったりした葉や、ちぎってからすこし乾燥させた葉を、
乾燥した土の上に仰向けに寝かせます。（葉が反っている方が地面側）
※ちぎる場合は丁寧に。付け根がきれいでないと根が出ない事も。


水を与える必要はありません。光も余り与えなくて良いです。
数日後、根が出てきたら水を与えて植え替えをはじめましょう。
もとの葉はカサカサになるまで付けたままで。

まとめ

今回は、とても種類の多い多肉植物の
ほんの一部の種類しかご紹介していませんが、
インテリアとしてもお洒落で、人気のある多肉植物。


園芸初心者でもポイントを押さえれば、簡単に育てられます。
是非、あなた好みの多肉ちゃんを見つけて愛でてあげてくださいね♪
※購入前の下調べは大事ですよ。お忘れなく。